ヘッドマッサージのやり方
ホームケアセラピー資格講座
ヘッドマッサージと介護
2021.02.05
いつもお読みいただきありがとうございます。
日本ホームケアセラピー協会の片岡です。
今回はヘッドマッサージと介護についてです。
日本は超高齢社会になりつつありますね。
老々介護だけではなく、認認介護も増えてくると言われています。
認認介護とは、認知症の要介護者を認知症の介護者が看護している事です。
事故が起きやすい危険な介護状況と言われています。
2025年問題ってご存知ですか?
2018年には65歳以上の5人に1人だった認知症患者が2019年には4人に1人になっています。
そして2025年には後期高齢者(75歳)が2000万人を超え、認知症患者が800万人を突破すると言われています。
医学が発達して体の寿命は延びましたが、
脳の寿命が追い付いていないため、
認知症患者が増えるのは自然な事なのかもしれませんね・・・
アルツハイマー型認知症の原因となるアミロイドβは発症する25年前から蓄積が始まります。
25年も前から蓄積して発症するなんてビックリですよね!
有名な3大認知症は、
アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症ですが、
認知症の種類は70~100くらいあり、他にはアルコール性認知症や、
近年はスマホ認知症というのも出てきています。
スマホ認知症は情報過多による脳のオーバーヒートです。
脳の疲労を取り除くことで予防につながります。
要介護や認知症にならないように脳を鍛え、
疲労物質、アミロイドβなどの老廃物を溜めないようにしていきたいですね!
予防法は・・・
・セロトニン活性しやすい生活、行動を意識する。
・セルフケアヘッドマッサージで血流を良くし、脳の老廃物、疲労物質を溜めないようにする。
・食事を意識する。
朝起きたら①太陽の光を浴び、②朝食を食べ( 咀嚼 )、③歩く( 歩行 )事がセロトニン活性につながります。
セロトニン活性には適度に体を動かす事が効果的です。
①太陽の光を浴びることで目の網膜で感じるとセロトニンが働きだし、心と体を覚醒してくれます。
他にもビタミンDの合成を促進や、免疫力向上、
紫外線は心臓の力を高め血圧を下げる効果もあるそうです。
②1回の咀嚼で脳に血液が3.5CC流れます。
血流が良くなることで脳に栄養を与え、老廃物・疲労物質の回収も行ってくれます。
③歩行のリズムに集中して吐く呼吸を意識して歩くことでセロトニンが活性されます。
時間は5分~30分でOKです!
セロトニンは、心のバランスを整えてくれる、幸せホルモンと言われている脳内神経伝達物質です。
脳の働きを活発にし、精神の安定、平常心を保ってくれます。
なぜ認知症にセロトニンなのか?というと、
認知症の方の脳内ではセロトニンの分泌が少ない状態になっているんだそうです。
そのため、セロトニンが減らないようにすることが予防にもなり、
認知症になってしまった方の進行を遅らせる(異常行動の軽減)に効果が期待できるんですね。
認知症の症状は記憶障害などの中核症状と、
徘徊や抑うつ、妄想などの周辺症状があります。
中核症状は改善は難しいですが、周辺症状(精神症状)、
異常行動は軽減できる可能性があるんです。
実際に、介護施設で毎日夜中に徘徊してしまうアルツハイマーの方にヘッドマッサージをしたところ、
その日の夜は寝てくれた、という事例もあります。
そして、セロトニンの原料は【トリプトファン】【ビタミンB】【炭水化物】です。
普通に食事をしていればどれも摂取できるものですが、
この3つを手軽に摂れる食材がバナナです!
朝食をとる時間がない時は、バナナを1本食べるだけでOKです。
他にも注目されている食材がホタテ。
ホタテの旬は2回ありますが、今(12月~3月)は卵が発達して2回目の美味しい季節です!
ホタテには
・認知症予防・改善効果
・老化防止・がん予防の効果
・悪玉コレステロールを下げる効果
が期待できるそうです!
認知症患者の脳内では、
【プラズマローゲン】という脳に存在する物質が少なくなっている事が分かってきたそうです。
アルツハイマー型認知症の患者様にホタテから抽出したプラズマローゲンを摂取してもらったところ、
認知症の症状に改善が見られたそうです。
必要な栄養をとり、ヘッドマッサージでの血流促進、
セロトニン活性で心身ともに健康な体を保っていきたいですね!
自律神経に効果がある!セルフケアヘッドマッサージ
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